BELOVED(ビラビド) @六本木Y2K

[BELOVED(ビラビド) LIVE]野島健児さん/沢口千恵さん/石橋優子さん/鈴木利宗さん、ゲスト:菅沼久義さん@六本木Y2Kに行ってきました。フウマ Presents "sump into the extreme"の1つとしての出演でした。

幕が上がると、フロントにはビラビドの4人と菅沼さん、コーラスの女性の合わせて6人、バックに楽器サポートの4人の計10人の結構な大所帯で、皆さんが揃った状態での幕開けはなかなかに圧巻です。

まずは、定番の「Hello Hello」からスタート。
次いで、ボサノバ調の曲。デートに映画館に行く話で、歌詞の中にはタイムリーなエピソード3、まだ記憶に新しい先日の舞台の登場人物ニュートとキャサリンも。そして、野島さんがトム・クルーズの息子役の吹き替えをしているという宇宙戦争もちゃっかり入ってます。(ちなみに、太鼓の達人(?)の声は野島さんがやってるそうです。)
次の曲も新曲でしょうか。スウィング・ジャズっぽい曲調で大人っぽい。色っぽい曲ってこのことだったのでしょうか。本日の優子さんの衣装がすごくぴったりでした。野島さんが低い声で渋く歌っているところがあって、大人の色気ムンムン。
その次は宇宙遊泳をしているような、不思議なふわふわしている雰囲気の曲。漂っているけどしっかり2人が手を取り合っている姿が想像される、そんな心の結びつきの強さを表現しているように思いました。
そして「たった今…」「チューニング」。菅沼さんと野島さんのセリフの掛け合いがとってもスリリングでした。この2つの詩を聞くといつもずっしり重い気持ちになります。人間の尊さと人間にある醜い部分という陰と陽が、抽象的でなく直接的な言葉で語りかけてきて。
ラストは、沢口さんがお友達の結婚式で依頼されて作ったという「愛を、伝えて(だったと思います^^;)」。この歌詞には2パターンのメロディーがつけてあって女性版・男性版になっていて、今回は両方ミックスされています。女性版はビラビドらしい伸びやかで温かい曲調、そして男性版はザ・ブームの影響を受けている感じの、どこか異国情緒ある曲調でした。沢口さんは自分が歌うパートじゃないときも歌詞を口ずさんでいたので、本当にこの歌に思い入れがあるんだなぁと見ていて感動しました。

また、今後の告知などありましたが、10月には言奏祭(ことかなさい)が予定されていて高橋広樹 さんや浅川悠さん、夏樹リオさんの出演が予定されているとか。

バラエティに富んだ楽曲と、菅沼さんの遠くを見ているような眼差しが、何か印象的でした。


ビラビドの一個前の空無茶さんというミクスチャー系の関西からの3ピースバンドが、めちゃかっこよかった〜!3ピース(実際はシンセの人がいるけど)なのに全然不足感を感じさせない音の厚み。和製りんきんw。ラップ担当の人は、Mike Shinodaっぽいつぶした声でラップしてるんだけど、しゃべると普通の声で律儀な人だったので、そのギャップがおもしろかった。