恐いモノ見たさビックリ大会 太紀ちゃん祭り vol.7花も嵐も踏み越えて PART2 『GOOD BETTER BEST』@六行会ホール

松野太紀/鶴ひろみ/皆口裕子/入絵加奈子/田中真弓/三ツ矢雄二(他の方は文末に)

■<第一部>不思議な穴のアリス
とっても大まかに話をまとめると、17年間女として育てられたアリスがあるとき男だと知らされ、それでも女としての道を選び「キャバレー穴」というゲイバーでダンサーとして過ごす。しかし20歳のとき閉店となり、いっしょに働いていた男性に誘われて旅館「谷底」に応募。落ちぶれていた旅館だが働くことを決心し、その旅館を立て直すためにアリスが思いついたこととは・・・というようなストーリーです。

ストーリー転換の節々に、郷ひろみ酒井法子等の70年代や80年代アイドルの曲から倖田來未まで、多様な音楽にあわせたダンスが盛り込まれ、そのダンスもステージ上に大きく展開しとても見ごたえがあり楽しいものばかりでした。

松野さん扮するはアリスちゃん17歳、ミニのセーラー服にニーソックス、カーリーヘアにリボンつけての登場で、終始女の子してましたw。親戚のホモのおじさんに三ツ矢さん、アリスが務める旅館の若女将は皆口さんで和服姿がすごく似合っていてきれい、気風がよさそうな仲居頭に鶴さん、ちょっとボケておかしなことになっている大女将に田中さんでした。

アリスは旅館でショーをすることを思いついたのですが、有名人を呼んだらいいのではということになり、”小さいけれど大物女優”だという入絵加奈子さん、そして旅館の人が知り合いだという松野太紀さん(本人)を呼ぶことに。

<一旦ゲストコーナー>
(昼の部では)
そして通路から普通の姿の松野さん、そして松野さんのお友達登場。広井王子さん、横山智佐さん、高乃麗さん、西原久美子さん、渕崎ゆり子さん、伊倉一恵さん、折笠愛さん、富沢美智恵さんというサクラ大戦関係者さん、旅館に招かれた(という設定)ということで一斉にステージに。話題は温泉や旅館での浴衣/パジャマ話、そして松野さんについて。印象的なところでは、横山さんや伊倉さんは浴衣の下にスパッツを履くという話や、折笠さんは自宅で寝るときは下にはパンツ以外何も履かずTシャツ一枚であるということや、広井さんはすごく温泉に詳しいという話、横山さんはかつて松野さんに振り付けやダンス指導をしてもらい、衣装まで手作りして縫ってくれたという話でした。それと広井さんの家に松野さんはお泊りになることがあるそうですが、起きるといつも(パンツが脱げて?)お尻が出ているらしいw。

客席には矢尾一樹さんもいたようです。

(夜の部では) 
通路から普通の姿の松野さん、そして戸田恵子さんがステージに。付き合いは浅いそうです^^;。今回も温泉の話題ですが、前にドラマで志摩温泉に行った時財前直見さんと飲めるお湯をペットボトルにいれて運ぼうとしたら、それをやっているのは戸田さんと財前さんだけで他の若い女優さんたちはやっておらず浮いてしまったという話が印象的でした。今度三ツ矢さんとアメリカにショーだけを見るために旅行するそう。

どちらの回でも、松野さんの印象という話では、落ち込んでいるとき声をかけてくれたりして優しいという感じでした。

<旅館「谷底」レビューショー>
レビューは松野さんというよりも、それぞれの出演者さんをフィーチャーしたものとなっていて、王子役の方のダンサブルなスカイハイ、シャンソン、ちょっと体格がいい方でのピンクレディーがありましたが、入絵さんの(ミス・サイゴンの「命をあげよう」?の)圧倒的な声量とその歌声にはただただ聞き入るばかりでした。
出演者総出演でのグランドレビューは、とにかく賑やかさに圧倒!衣装も色とりどりに華やかで、大人数によるダンスやその人々の舞台上の流れはおもちゃ箱をひっくり返したような楽しさがあって、ファンタジックですごい見ごたえでした!田中さん・皆口さん・鶴さん、そして三ツ矢さんのウエディングドレス姿も見れました。

 ---休憩---

■<第二部>
歌を中心に、30年にわたる芸能活動を振り返るといった内容です。冒頭では30年前のデビューとなる「星の王子さま プチ・プランス」での音声が紹介され、その声が女の子みたいでとってもかわいくてびっくりです!

そして、歌詞がとても松野太紀チックになっている「ウエスト・サイド・ストーリー」の「体育館でのダンス」のシーンや、三ツ矢さんの歌をバックに男性ダンサーとの煽情的なダンス、「口移しで飲みたいあなたのエロス」って歌詞が(わたし的に)ぶっ飛びの、男も女も魅了するといった感じのもろにセクシャル感を打ち出したエロカッコイイダンスも。

富永み〜な松野太紀の「思い出ラジオ」>
み〜なさんと松野さんがトークしているラジオが流れ、ステージのスクリーンには赤ちゃんの頃から今までの写真がスライドショーのように紹介されました。そのラジオは、懐かしい写真と共に、自分がどんな少年時代だったか、なぜ芸能界に入ったか、などを振り返る内容となっていました。

<「GOOD BETTER BEST」より>
芸能生活30周年を記念してリリースされたニューアルバム「GOOD BETTER BEST」から2曲、Love LetterとHARLEMHARLEM。ラブレターでは空色のジャケット姿で一人ステージに立ちしっとりと聞かせてくれ、ハーレムハーレムではミラーボールをジャケットにしたかのようなすごいキンキラのジャケットで光を浴びまさに眩いお姿。出演者さん総出といった賑やかなステージで、松野さんが今までやられた「星の王子様」「トッポ・ジージョ」「金田一少年の事件簿」「セーラームーン」「スポンジ・ボム」等のキャラクターの扮装をした人たちも出てきて、リオのカーニバルを思わせるようなまさにお祭り騒ぎといった賑やかさでした。

<お別れの2曲>
早着替えを行ってチェックのシャツ姿になった後、「幸せなら手をつなごう」を10年前のプロモーションビデオ映像と共に(私感ですが、すごくtake thatっぽい曲ですね)。10年前の姿を見て照れを隠さない松野さんw。そして振り付けも軽やかに「いつも笑顔で」。

<アンコール>
再び「GOOD BETTER BEST」から、三ツ矢さん作詞の「笑顔は笑顔」。この歌を歌うことでもっと精進していこうと思わせてくれるようなそんな曲に仕上がったというようなことを語り、とても思いのこもった人生の一大叙事詩といった感じの雄大な曲でした。

最後は、会場で発売のオリジナルTシャツを着て出演の皆さんが勢ぞろいし、サンバ調の曲でお別れでした。


松野さんは今回のステージについて「幕の内弁当を10個まとめて食べさせられたような」という言葉で表現しておられましたが、芝居・歌・踊りと、松野さんのいろんな要素を余すところ無く見せ楽しませていただき、今まで私はほとんど声のお仕事でしか存じ上げなかったけども、声の仕事にとどまらないいろんな才能を持った方なのだなぁと実感するとともに、このイベントの、エンターテイメントとしてのステージの完成度のすばらしさに感動しました。

いまむらのりお、サミー関口、黒澤紀之
鈴木真仁、中尾友紀、又村奈緒美、石橋美佳、長浜満里子
青山桂樹、内藤玲平野貴裕、林伊織、岩間健児、藤原祐
紙谷礼治、奥田園子、平野智恵、篠原辰也、竹林瞳、丸山彩智恵、池内健、井上悟、大坪瞳、井関誠、善澄真記、北林明日香
頼太、HINACO、伊藤アルフ