Goodbye so long, Martin Gilks

昨日日記に書いた時点では、マーティンの亡くなった理由が分からなかったけど、掲示板で教えていただいたりhttp://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/4877120.stmを見て、バイク事故による不慮の死だということを知って、昨日の日記で「安らかに」なんて書いた自分自身が本当に愚かでくやしく思えてきた。後に残された大切な家族、自分が育てているバンドや仕事のこと、願わくばワンダー・スタッフやファンのことを思い、安らかになんて他界できるわけはないと思って。想像できないほど本当にくやしく無念だったろうと思う。
昨日はあまりのニュースに呆然と無気力になってしまい、電気もテレビも付けっぱなしで、itunesに溜め込んでいるwonder stuffを聞きながらいつの間にか寝入ってしまった。夜中にふと目覚めるとまだまだ延々と流れ続けていた。聞こえてきたマーティンのドラムはとても軽やかだった。ちょっと例えが変だけど、お花畑で飛んでいる蝶々のようだとも思った。でもいつもは楽しく聞こえるマーティンのドラムも、今日ばかりはどの曲も悲しく聞こえた。
マーティンがいた時代のワンダー・スタッフの実質最後の曲「TRIM YOUR SAILS」はとくにこみ上げてくるものがあった。マイルスが優しく親しげに歌い出す「please come in, do sit down」とか「can't believe laugh this again」の歌詞を聴いていると、マイルスとマーティンが楽しく会話している光景が浮かんできて、なんともいえず悲しい気分になった。歌詞が全部は聞き取れないので、歌詞の本意は分からないのだけど。最近ではバンドとマーティンの間にどのような関わりがあったのかなかったのか知らないけど、そういう風に今でも楽しい友人でいたらいいなぁって思った。

そういえば、彼は解散後一時期The Cureでもドラムをしていたそうなのだけど、音源があれば聞きたいものです。