マーティン・ギルクス、突然の訃報

ワンダー・スタッフの元ドラマー、GilkseyことMartin Gilksが4/3に亡くなったということです。享年41歳という若さでした。亡くなった原因については、まだ明らかになっていません。
wonder stuffを私が好きになった点のひとつに、マーティンのドラムがありました。マーティンのドラムは単なるリズムではなくメロディーでもあって、音に彩を添えていたと思います。時にコミカルで時に弾けるようで時に音の深みを増して。マーティンのドラムパターンと音は私がそれまで聞いたことのあるドラムとは全く違い、新鮮で気持ちをワクワクさせてくれてそして心地よく、それも私をワンダー・スタッフの音楽に夢中にさせた要素でした。ドラムでいうと、RUBYHORSEや30 YEARS IN THE BATHROOM、MISSION DRIVE 、CIRCLESQUARE 、STORMDRAIN、Dizzy なんかが特に好きです。それとDONATIONを叩きながら煙草を吸っているところとか。
そしてマーティンの容姿もとても好きでした。こんな素敵な人が叩いているんだぁと、初めてNLEの中で写真を見たのですが、驚きました。
それまで私の中にあったドラムそしてドラマーというものの既成のイメージをがらりと変えてくれたのがマーティンでした。
1994年のワンダー・スタッフ解散後は、新バンドwe know where you liveで活動したり、その後彼の天職となったマネジメント業ではLeefのマネージャーなどを務めました。
かつて旧オフィシャルサイトにtoughshedという通販ページがあり、私が注文をしたときは初めて海外から注文がきたのを喜んでくれてオマケとメッセージをマーティンがくれました。彼が担当していたということを全く知らなかったというのもあるのですが、1ファンにメッセージをくれるなんてと、そのときの驚きと喜びは今でも忘れられません。


彼はとても家族思いだったので、残された家族のことを思うと気がかりでもあります。でも今は安らかにお眠り下さい。


こちらのサイトではメッセージを受け付けています。
Martin Richard Gilks Condolences
http://furtive-mts.com/martin.php