READING FOR THE TIES 2010@JCBホール

大川透置鮎龍太郎折笠愛折笠富美子かないみか楠田敏之桑島法子小林沙苗近藤隆杉田智和関智一田中真弓中尾隆聖長沢美樹納谷六朗野川さくら細谷佳正緑川光代永翼
RFTジュニアーズ(倉富亮、佐野翔子、島粼信長、白川周作、林沙織、葉山いくみ)(五十音順) 


各出演者をリレー方式で紹介するオープニング。「この人が出てくるとクリリンやられちゃいます、にっくきフリーザ」みたいな(笑)


<ショートストーリーズ>

「呟き」
カノン(小林さん)は自分を40歳の男性と偽るネナベで、ネットを見て公衆の場で思わず顔に出ちゃって不審がられたり。それが知り合いだとしらずにあくまで男性と思いこんで交流する出版社の浜崎(関さん)。小林さんの「氏ね!」のキレのすごさw
酔って他人にからむ長沢さんもほんとうに普段そうじゃないのだろうか^^;というくらいハマってたし、飄々としたバーのマスター(大川さん)もいい味だしてました。
その後の章で、カノンと浜崎はつきあったようで、浜崎さんがカノンのことを”かにょ〜んvvv”って甘えん坊な声で呼んだり。


「呵責 ー其ノ弐ー」
Sなオネエサマ・キョウコ(長沢さん)にいじられっぱなしのマゾっけたっぷりのチェリーボーイなショウ(代永くん)。キョウコはありったけの夢をつかもうとしてるらしいw。
ふたりの心に棲む天使と悪魔のやりとりが愉快。ショウにつく天津爛漫な天使のかないさんとYOU〜しちゃいなよ的な悪魔の杉田さん、キョウコにつく母性本能たっぷりな雰囲気の愛さん、そしてどこかアヤシイ雰囲気を漂わす悪魔の緑川さん。悪魔の杉田さんが、女性に手を出せないショウに「キャッチャーやってないで、バット出せ」とかw。緑川さんが杉田さんのことをおにいたまと呼んだり、杉田さんに殴られては”痛い・・・けど気持ちい、いたきもちいい!いたきもちいい!”など痛めつけられては歓喜の声(?)をあげる緑川さん^^;。こういう方向もありなのかとw。そして30代最後をきっと謳歌された長沢さんでした。


「想い」
幼馴染を含む仲良し男女三人ずつ6人組の、淡い恋心だったり花火大会でキュンとするような出来事だったり。懐かしい風景を思い出させてくれるような話でした。
悪魔の杉田さんと天使の愛さんが愛し合っているが実は兄弟であるということを自分達で勝手にばらしショウからその記憶を消すため、「クリスタルの意思だ」とか「ジラート(?)」とか言ってゲームネタを入れ込む杉田さんw。


「憧憬」
琴美(富美子さん)が、憧れのタクト先生(置鮎さん)を兄さま(!)って言ったのを受けて「ルキ・・・」っていうとかw。タクトが美人女性レポーター(野川さん)と婚約済みと分かりあきらめた次の瞬間に好きになったタクトの父けんちゃん(納屋さん)60歳!最初は両親(楠田さん&田中さん)には反対されたものの、その年の差40もあるカップルのやりとりがなんともほのぼので、けんちゃんチャーミング。でも単なる年の差ではなく、芸術の感性に結ばれている二人という関係がすてきでした。


「鈴音」
響(細谷さん)と鈴(法子さん)は気持ちが通じ合っていたはずなのに、鈴がその気持ちを試すようなことをして起こってしまった花火の暴発事故・・・。責任を感じふさぎこむ鈴。そんな鈴を立ち直らせようと一生懸命な弦(近藤さん)の姿にはほんとうに胸打たれました。


「絆」
鈴の父(中尾さん)に師事し、盲目に打ち克ち鈴のためピアニストとして大成することを己に課し見事成し遂げた響。昼の部ではけっきょく響といっしょになり、いままであんなに優しく尽くしてくれた弦と別れちゃったのかと思っていたけど、夜の部では弦と結ばれたままのラストになっていて、ラストの違いがあり昼夜見てよかったです。どの選択肢を選んだとしても鈴は重い十字架を背負ってしまうようで、個人的には決して気持ちが晴れるものではないのですが、感じ方も人生の選択も様々なので。


冒頭はツイッターSNSを話に取り入れた電脳社会の喜劇かとおもっていたら、青春の淡い恋物語だったり、現実世界を逸脱したような天使と悪魔の物語が出てきたり、シリアスな終盤だったりと、登場人物は一貫しているのに、いろんな趣のある起伏に富んだストーリー展開で、陳腐な言い回しですが、涙あり笑いあり、でした。
それと、鈴をリンと読むのが多くの方にとって鬼門のようでした^^;



<視覚障がい者といっしょに>
緑川さんとかないさん司会。
昼の部では視覚障がいのあるピアニストの方、夜の部ではブラインドサッカーの紹介VTRがありました。
今回の朗読劇にも重なる内容で、よりキャラクターの輪郭を際立たせてくれる内容だったように思います。ピアニストとの演奏ではどんな人でもいっしょに楽しめる音楽というもののすばらしさを、ブラインドサッカーでは人と人との信頼感、そして声をかけるちょっとしたことでも視覚障がいをもった方の力になれるということを教えてくれ、普段の生活でもこういったことを心に留めていたいと考えさせらる内容でした。


<バラエティコーナー>
くじびきでキャストを決め、即興で演じるというミニドラマ。納谷さん司会。

■前編
お母さんが大事にしていたネックレスをなくてしまった3歳のリカちゃん。ネックレスは10万もするが、10万を手にいれるには町内会の出し物で優勝したらいいと近所の友人に言われ・・・

■後編
出し物を決めようとあれこれ議論しているうちに、ペットがネックレスを拾って帰ってくる


(中尾さんチーム)
大川さん・置鮎さん・折笠さん・小林さん・長沢さん・近藤さん・野川さん・代永さん

(田中さんチーム)
愛さん・法子さん・楠田さん・かないさん・杉田さん・関さん・緑川さん・細谷さん

オカマ役ではちょ−−−ハイテンションなバイキンマン^^;みたいだった中尾さん!3歳を演じたら右に出るものはいない大川さん!イイ声で淡々とワンワン鳴き続ける置鮎さん!2回ともおじいちゃん役を引き当て、3歳児大川さんの扱いに困るふーみん!落ち着いてる小林さん!力強いオカマな長沢さん!お母さん役が板についてしまった近藤さん!カワイイ犬とディズニーキャラのモノマネをしてくれたさくにゃん!3歳のリカちゃん役がめっちゃかわいく、のちに緑川さんも緑川翼とそのかわいさをうらやむ代永君!
”カワイイ〜”の声援をやたら欲しがる、後ろからも好きだというオカマ役の田中さん!みごと愛子役になった愛さん!おじいちゃん役とカワイイ3歳児を演じた法子さん!ディズニーのものまねで返した楠田さん!なぜか動物役しかこないかないさん!シュールな3歳児やネコなのにしゃべる杉田さん!劇中劇の戦隊物がきまってる関智さん!めっちゃよぼよぼなのに劇中劇ではそこだけセクシーな緑川さん!お母さんな細谷さん!


観客の拍手で優劣をきめるはずが、司会の納屋さんの独断と偏見で勝敗を決定w


最後は目録贈呈がありました。メッセージでは出演者の皆様が有意義な考えさせられるイベントであることを口々におっしゃってました。



昼の部と夜の部の合間にに、流川の人と三井の人がバスケをしていたという杉田さん情報は本当でしょうか(笑)