■演目B 『虹の音』 語りと音楽の時間/沢口千恵 石橋優子、野島健児 鈴木利宗
<「詩千夜(うたせんや)」沢口千恵 石橋優子>
恋に不慣れだったため終わってしまった恋を振り返るような「残像モノクローム」、宮沢和史さんの「掌の海」、夢や愛情の詰まった新曲「レインボードロップス」、伴奏の野上さんのアドリブ演奏が効いた「約束の歌」、戦争をテーマにした舞台のために書いたという「あかはな(赤花?)」、優子さんの歌声がとっても健やかな新曲「エデン」、「de ja vu −満ちる月−」、BELOVEDではおなじみ「口説いて・・・」「愛になりたい」 だったと思います。
沢口さんはよく天使にお祈りしていて、ご飯食べれないくらいお金がなくてLOTOを買ったら2000円が15,000円になったとか・・・。
<「謡(うたい) 〜ねむるまえのゆめ〜」野島健児 鈴木利宗>
空を飛びたかったマグロの詩、靴下の詩2編、いらいら電車など朗読でスタート。野島さんの詩は飾り気ないコミカルさで言葉にリズム感を意識していておもしろいです。
利宗さん呼び込まれTrustの「知っていること」、プージェを意識したという雄大で力強い新曲「草原の少女」。
草原の少女 プージェ (えほんひろば)の本まるまる一冊の朗読。ある日本人がモンゴルを訪れとある遊牧民の少女と出会い交流を深めていく物語で、少女と知り合った短い期間に起こった生きていく喜びや悲しみが写真とともに綴られていて、朗読という音だけでなく朗読中の本をカメラで写しながら写真も目で見られるというおもしろい試みで、より本の世界観が分かりやすかったです。